職員インタビュー 04
利用者さんの笑顔を引き出したい
職業指導員
セルプ藤山
就労継続支援B型課
2021年入職(新卒採用)
人間社会学部福祉心理学科卒
Q. 南風荘の魅力を表現すると?
職員同士で話がしやすいことです。
常日頃から情報共有や報連相を大事にしている職場なので自然と会話が増え、自分一人では対処できない問題にも臆することなく取り組めています。
そのおかげもあってか、利用者さんとの関係だけでなく職員同士の関係もすごくよく、仕事の話だけでなくプライベートなこともついつい話しちゃいます。
Q. 入社の決め手になった出来事は何ですか?
大学時代に経験させていただいたセルプ藤山での実習がきっかけです。
ゼミの先生の紹介で夏休みの1ヶ月間、実習を受けさせてもらいました。
大学では「障害の特性に合わせて関わっていく」と学んではいたものの、実際に行うとなると思いどおりにいかないことばかりでした。
けれど、実習では障害者だけでなく高齢者とも触れあえたことで、より福祉の奥深さを知り、障害だけでなくもっと視野を広げて経験を積んでいきたいと思うようになりました。
そもそも私が障害者支援に興味をもつようになったきっかけは中学の陸上部時代にあります。
「聴覚に障害のある後輩がいたのですが、当時の私は手話などできず、どうコミュニケーションを取ったらいいのか非常に迷っていました。
競技種目が同じで一緒に過ごす時間も長かったこともあり、身振り手振りでなんとか意思疎通ができるようになり、後輩も私を慕ってくれるようになりましたが、もっとうまくコミュニケーションを取る方法があるのではないかという思いが残り、そのころから障害者支援に関心を抱くようになりました。
Q. 強く印象に残っているエピソードはありますか?
たくさんありますが、一番は同僚と一緒に準備をした年末イベントです。
とにかく利用者さんに楽しんでもらおうと知恵を出し合いながら計画を練っていきました。
イベントの日にはビンゴやクイズ大会などのゲームも用意して利用者さんにとても喜んでもらえたことが強く記憶に残っています。
正直、準備はとても大変でしたが、こんな笑顔が見られるなら、もう一度でも二度でもやりたいと思えるほどの経験でした。
そのほかにも毎月何かしらの楽しいイベントを行ったり、利用者さんと一緒に日帰り旅行へ出かけたりすることもあるので、そのどれもが印象深い思い出で毎日がとても充実しています。
Q. 一番やりがいを感じたのはどんな時でしたか?
一時入院で施設を離れていた利用者さんから「再入所したいけど不安です」と相談を受けたことがあります。
施設での作業にも慣れてきたところでの入院で施設を離れることになっていたため、「このまま戻ったとして、前と同じようにできるでしょうか」「みんなは迎え入れてくれるでしょうか」と、とにかく不安が大きいようでした。
利用者さんの気持ちに応えたいという思いから何度も話を聞いて、何が不安なのか、どうなれば安心してくれるのか、と少しずつ少しずつ、再入所してからの取り組みや方針を考えました。最終的に笑顔で再入所に踏み切ってくれた時は、不安を取り除いてあげることができたんだと、すごく嬉しかったです。
私も初めてのことやブランクがあることにはやはり不安を感じます。
この方もきっと同じ気持ちなんだろうなと、自身の経験に照らし合わせながらお話を聞けたのが良かったのかもしれないなと思っています。
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事業所MAP
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